<最近の出版>






プリンツ21 2005年春号 森村泰昌 諷刺家伝

1998年 秋号に続いて2回目の森村泰昌特集号

今号は、ゴヤをテーマにした2005年度の新作
「ロス・ヌエボス・
カプリチョス」
全作をカラーで掲載。全て森村の解説付きです。
その上、詳細な現在までの展覧会・講演会情報等の資料満載です




卓上のバルコネグロ

写真集「卓上のバルコネグロ」(青幻舎)より、
12月3日刊行予定。
1985年に森村が大型カラー写真による
セルフポートレイト「肖像ゴッホ」を制作する直前に
試みていたモノクロ写真を集めた作品集。
森村の原点がうかがえると同時に、今後のあたらしい展開も
予想できる本格的モノクロ写真集。新たに書いた森村の詩的エッセー
とともに楽しめる。本のデザインは葛西薫。


時を駆ける美術・芸術家Mの空想ギャラリー

 光文社・知恵の森文庫より、7月初旬刊行
共同通信社より配信され話題となった連載エッセーに
書き下ろしも加えて新しくまとめた新著。
レオナルド・ダ・ヴィンチからゴッホ、そしてデュシャンまで、
モリムラが独自の視点でとらえた美術エッセー50編。
これを読んでから美術館に行くとかなり効く。
いわばそんな美術副読本だが、モリムラはこれを「服毒本」と呼ぶ。






<著書>






美術の解剖学講義

96年3月11日/平凡社/¥2,000(税込)
01年2月/???≠???w?|?∂?…/¥1,000(税込)
名画とは何か、愛のある写真とは何か、「美」とは何か。
一般には「難しい」と敬遠されがちなテーマを、
モリムラ先生が実践的に分析していく。
発見の喜びに満ちあふれた、楽しい美術講義。


空想主義的芸術家宣言

2000年11月27日/岩波書店/¥1,800(税別)
思いのままに何でもできる、しかもタダ。それが空想であれば
モリムラの「芸術的空想」が生み出す、愉快な考察をまとめた一冊。
目に見えるものだけに縛られず、
まずそこを飛び越してみると見えてくるものとは。


芸術家Mのできるまで

98年4月24日/筑摩書房/¥2,095(税別)
60年代から90年代末にいたるまでの、モリムラの自伝的物語。
迷いと苦悩の時代、初めてのビエンナーレ体験、
バブルの狂騒その繊細な心情の揺れ動きに、
思わずシンパシーを抱いてしまう一冊。



踏みはずす美術史 私がモナ・リザになったわけ

98年5月20日/講談社/¥680(税別)
過去、常識とされてきた美術のとらえ方を、
軽やかに「踏みはずす」著書。
抽象画はプリントされた柄だと思いなさい、
など「考えるな、食べろ、着こなせ!」
という実践・体験型鑑賞法を説いていく。


「まあ、ええがな」のこころ

2001年5月24日/淡交社/¥1,600(税別)
これまでモリムラが雑誌等に執筆してきたエッセイを集めた一冊。
日常のほんのちょっとした出来事から、
あれこれと考察が広がっていく面白さはもちろん、
モリムラの人柄にも心が温まる。


女優家M 演技の花道


2002年7月5日/晶文社/¥1,800(税別)
女優家Mことモリムラの、演技の世界の見聞録。
蜷川舞台『パンドラの鐘』、辻仁成映画『フィラメント』
に出演した折の体験を、モリムラならではの
鋭い観察力と分析力で伝えている。


「変わり目」考 芸術家Mの社会見学


2003年6月25日/晶文社/¥2,300(税別)
2000年から2002年までに執筆されたエッセイから、
特に時代の移り変わりやトレンドのキーワードについて
考察されたものをまとめた一冊。
一歩下がりつつ鋭く斬り込む、独自の視点には
素直にうなずかされる。



<作品集・個展図録>






着せかえ人間第1号


94年2月10日/小学館/¥3,600(税込)
モリムラ初の作品集。自身の作品写真をコミック風に
レイアウトして、書き下ろし小説で読ませる「着せかえ人間 第1号」
の物語を軸に、フィクションと真実をからみあわせた、
あまりに強烈な入門編。



レンブラントの部屋


94年9月15日/原美術館 編/新潮社/¥2,800(税込)
展覧会『レンブラントの部屋』の図録として編集されたもの。
レンブラントの青年期から晩年にいたるまでの自画像作品に扮した
セルフポートレイト作品を収録。





美に至る病─女優になった私
The Sickness unto Beauty

96年4月/横浜美術館/¥3,000(税込)
96年、横浜美術館で開催された個展
『森村泰昌 美に至る病─女優になった私』の図録。
女優シリーズのセルフポートレイトのほか、
特別寄稿による作品解説を巻末に収録。




森村泰昌[空装美術館]絵画になった私


98年4月/朝日新聞社/¥2,300(税込)
98年に開催された個展『森村泰昌・空装美術館〜』
で販売された、ポーチ入りのラブリーな図録。
テキスト集とポストカードブック&ミラーのセットで、全5色。






Yasumasa Morimura


99年12月
バンコクで開催された個展
『名前を持たぬ時間、名前を持たぬ私』の図録。
女優シリーズのほか、ゴッホ、モナ・リザなどの代表作を収録。






YASUMASA MORIMURA


2000年6月/FUNDACION TELEFONICA
スペイン・マドリードで開催された個展
『YASUMASA MORIMURA HISTORIA DEL ARTE』の図録。
85年のゴッホから始まる代表作を多数収録。





女優家Mの物語 a Story of M's self-portraits


2001年6月1日/朝日新聞社/¥2,700(税別)
93年から2000年までに撮影された、
女優シリーズのモノクロ・セルフポートレイトを収めた作品集。
カメラの前でさまざまに変容するその姿を連続して眺めるうちに、
やがて「M」という自己の存在も鮮やかに浮き上がってくる。




私の中のフリーダ/森村泰昌のセルフポートレイト


2001年7月20日/原美術館/¥2,520(税込)
2001年に開催された個展『私の中のフリーダ〜』の図録。
作品のほか、巻末に本展の解説としてモリムラとフリーダの
対談形式のテキスト「心の中でフリーダと会話する」を収録。


DAUGHTER OF ART HISTORY


2003年4月1日/APERTURE/U.S.40$
米アパチャー社より出版された、モリムラの総括的作品集。
初期の作品からフリーダ・カーロまでをカラー図版で紹介し、
その制作の手法や表現テーマに触れている。



LOS NUEVOS CAPRCHOS

2005年/Luhring Augustine、Galerie Thaddaeus Ropac、
Galeria Juana de Aizpiru、SHUGOARTS
ゴヤをテーマにしたモリムラの新シリーズ
「LOS NUEVOS CAPRICHOS」
2005年初めに、ニューヨーク、パリ、マドリッドで開催される個展図録
日本では5月にSHUGOARTSにて開催。