2013/01/17

2013年 1月17日

日記再開。その気にやっとなる。止まったエンジンはなかなか温まらない。

気がつけば2013年。クロワッサンプレミアムの連載原稿をやっと入稿。今抱えている五本の連載のうち三本の
降板をお願いし、各紙各社にはご理解いただいた。春までには、昨年から始まった資生堂の花椿誌(美の毒な
人々)と筑摩書房のPR誌「ちくま」(美術、応答せよ)の二本にスリム化される。ヨコハマトリエンナーレ
2014のアーティスティックディレクターの仕事と今年秋の資生堂ギャラリーでの新作個展とウォーホル美術館
での個展をクリアするためには、他の仕事を大幅に縮小する必要を感じている。

1月11日に東京の「3331」で横浜美術館館長の逢坂恵理子さんとの対談を終え、翌日、資生堂ギャラリー
個展の打ち合わせやヨコトリ関係の取材を終え大阪に戻って数日後、東京は大雪となった。昨年11月の北海道
も、12月の前橋も、私が帰った後に雪が降ったと聞く。私自身はこの冬まだ雪を見ていない。ああそうだ、
新幹線からの富士山の雪は見たっけ。

お向かいのSさんちのポンコ、最近見かけないので「もしや」と心配していた。昨日、Sさん御夫妻にお会い
したので聞いてみたところ、12月24日に天に召されたとのことだった。15年生きた。犬の寿命としては
長命であった。目が見えなくなり、後ろ足が立たなくなり、それでもSさん夫妻は、日に何度もポンコを乳母車
に乗せて近くの公園に行き、排便させていた。その介護の日々を、私はPCをやりながらいつも見ていた。最期は
一日に二回、点滴のため獣医にも通ったという。保険が効かないので、「我々の老後のぶんまで使い果たしより
ますわ」と夫妻は淡々と話していた。
ポンコは雑種であったが、手入れが行き届き、毛並みが見事にきれいな犬だった。


展覧会(グループ展)

 福岡の現代美術、その30年の歴史を回顧する 

 タイトル : 福岡現代美術クロニクル
 会 期  : 2013年1月5日~2月11日
 場 所  : 福岡市美術館
 出展作  : ポスター(花と包丁 2点)

 この展覧会は福岡県立美術館と福岡市美術館が企画段階から連携し
2館同時開催を行う初の共同企画展です。