2010/04/04

3月30日

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若者ターゲットの大型衣料店舗ジーンズファクトリーの広島2号店が4月後半にオープンする。その店に巨大絵画を設置するプロジェクトが急浮上。まだ建物が出来上がったばかりのジョーンズファクトリー下見のため、広島に行く。
今の予定では、高さ4、5メートル、幅3メートルの作品3点をコミッションワークとして制作展示の予定。
中津社長はかなり大胆な人であるが、今回ばかりは、「モリムラさん、大きすぎではありませんか、モリムラさん、大丈夫ですか」と,慎重な発言。いつもと違っているので、ちょっとおかしかった。社長の側近の皆さんは、意外と楽天的だった。4月24日が納期。果たして間に合うか!!

(写真は、まだ外観が完成したばかりのジーンズファクトリー広島2号館) 


3月29日

午前から神楽坂の「日本茶 茜や」で、週刊読書人のインタヴュー。担当は宮野さんで、インタヴューするのは小説家の坂井希久子さん。新刊の「全女優」を中心に、「なにものかへのレクイエム」展のことなど、2時間を超える話となった。
時間がなく昼食抜きで日本橋高島屋美術画廊の談話室へ。談話室をお借りして、月刊美術のインタヴュー。日本の近代絵画の特集。青木繁、小出楢重の話などをする。担当は下川さん。
その後引き続き、クロワッサン プレミアムとの打ち合わせ。編集長太田さん、副編集長齋藤さん、そしてプレミアム連載のコーディネートなどを担当してくれている藤原さんとで、今夏特集記事について打ち合せ。日本各地の美術館を訪ね、「ここではこの絵を観よ」という一点重点主義の美術館訪問の旅を提案するという旅特集である。
一日三本の長い会議で疲れきって大阪に戻る。


3月28日

東京に行く。
午後イチで、ブルータス関係者(鈴木さん、田島さん)に会い、打ち合わせを約2時間。次号で1980年創刊のブルータスが30周年を迎え、これにあわせて、各界の「30年がなんであったか」を検証する特集号にするとのこと。私は美術界の30年を執筆することになった。
午後4時半、今夜写真美術館でトークするお相手の平野啓一郎さんとはじめてお会いする。5時から写真美術館のホールで簡単なリハの後、定刻の6時から8時過ぎまで熱の入ったトーク。ほとんどすべてが三島由紀夫論となる。